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お客様の声

  • 近藤 富 様
  • 投稿日:2023年08月07日

ゲザ・アンダは、デビューして当初はロマン派の名手として知られていたということは、知識としては知っていたが、実際に彼のロマン派の録音は不勉強ながら聴いたことがなかった。2年ほど前にこのLPを購入して、遅まきながら勉強している。村上春樹氏はそのクラシックに関する著書の中で、アンダには“中庸の良さ”があると言っておられるが、その通りだと思う。前奏曲集に関しては、コルトーやアルゲリッチに較べると、抑制された演奏。すっきりとした味わいがあり、ロマン派というよりは、古典派とのつながりが作曲家にあることを感じさせる。ショパンは「自分はロマン派ではない」と言っていたそうである。アンダの演奏は、高貴とまでは言えないかも知れないが、この人にしかない上品さというものがある。1曲ごとの違いを強調するというよりも、24曲全体の流れを重視していると思われる。テクニックがあるが、それを誇示しない態度に好感が持てる。全体として、おだやかな美しさに満ちて、何度も聴きたくなる。英雄ポロネーズは、歯切れが良く、元気のある演奏だが、やはり上品さは失われていない。聴いていて楽しい。このLPは、パリのグランプリ・ドゥ・ディスクを受賞した名盤ということである。当然かなと思う。DGGのステレオ録音も優秀で、アンダのピアノの音色が美しい。これからも愛聴していく所存である。

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