【最後の録音・オリジナル盤】
ギーゼキングのベートーヴェン/
ピアノソナタ第12番と15番「田園」(3楽章まで)ほか
英Columbia 33CX1603 モノラル

ベートーヴェン/ピアノソナタ第12番、
第15番「田園」 (3楽章まで)
ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
プレス国 イギリス
レーベル 青地にゴールドレーベル
コンディション
レコード 良好です(MINT~NEAR MINT)
ジャケット 良好です
優秀録音。「田園」はギーゼキングの死亡により
3楽章までの録音です。入手難の一枚です。(1951-56年録音の未完の全集から)
店主のブログより
ワルター・ギーゼキングが残したベートーヴェンのピアノ・ソナタ録音の中で、第15番「田園」(Op.28)は特異な存在である。
この作品は、第3楽章までしか録音が残されていない未完の記録であり、しかもそれが彼の生涯最後の録音セッションに属するという点で、他のソナタとはちょっと別の意味を持っている。
ギーゼキングは1950年代前半、Columbiaにおいてベートーヴェンのソナタを録音(全集として完成を目指したかは不明)した。「田園」が録音された1956年は、彼の急逝の年であり、体調の悪化が深刻だった時期でもある。
彼は、「田園」ソナタの第3楽章を録音中(10月23日)、そこで猛烈な腹痛を起こし、急性膵炎と診断されることになる。手術は成功したものの、術後の経過が悪く、4日後の1956年10月26日にあっけなく息を引き取きとった。
このセッションは途中で中断され、第4楽章のロンドはついに録音されることなく終わった。
したがって、本盤に収められた「田園」は、結果としてギーゼキングのベートーヴェン解釈の最終到達点を示す遺稿となった。
同時に録音された第12番(Op.26)「葬送」も、本盤の性格を明確にする重要な要素だ。葬送行進曲を含むこのソナタにおいても、感情の誇示はなく、形式の内側から音楽を照らし出す姿勢が貫かれている。両曲は、ギーゼキング最後のベートーヴェンが到達した静かな境地を、聴き手に示してくれるのだ。
このLPは、単なる「未完録音」ではない。それは、ギーゼキングがベートーヴェンと向き合った最終章を、そのまま封じ込めた歴史的記録である。語りすぎることなく、静かに終止符を打った——その事実こそが、この一枚に比類ない重みを与えている。
べーレンプラッテからお客様へ
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店主:金子 学












