モントゥーのシベリウス/交響曲第2番
英DECCA ECS789 STEREO

シベリウス/交響曲第2番
ピエール・モントゥー(指揮)
ロンドン交響楽団
プレス国 イギリス
レーベル 紫地に銀文字レーベル
コンディション
レコード 良好です(MINT~NEAR MINT)
ジャケット 良好です(表面左上に折れ皺、裏面に書き込みあり)
1959年の優秀録音。(4A/2A)
改めて思ったのは、これは「感動を煽る」演奏ではなく、「信頼して身を委ねられる」演奏だということ。
まず聴き始めて感じるのは、驚くほどの安定感。
いわゆる絶叫や、感情を前に押し出すような表情付けはほとんどない。テンポは自然で、呼吸は大きく、どの楽章も無理なく次へと進んでいく、にもかかわらず、音楽の骨格は微動だにせず、全曲を通して揺るぎない構築感が保たれている。
第1楽章では、弦の刻みがきわめて均質で、音楽が地面をしっかりと踏みしめて進んでいく感触がある。第2楽章でも、低弦と管の重心は常に低く、暗さや緊張感を誇張することなく、静かな持続として音楽が流れる。そして終楽章。ここでありがちな「勝利の咆哮」はなく、音楽はあくまで自然な歩幅のまま、気がつくと頂点に到達している。
この抑制の効いた昂揚こそ、モントゥーの美学なのだろう。
そして、この演奏の魅力を決定的なものにしているのが録音だ。
細部を強調したり、特定の楽器を浮き立たせたりすることは全くない。音像は終始安定し、オーケストラ全体が一つの塊として、しっかりと捉えられている。フォルテでも音が前に飛び出すことはなく、響きは横に、そして奥へと広がる。そのため、聴き手は個々の音ではなく、音楽全体の流れと構造に自然と耳を傾けることになる。
派手さは全くない。
しかし、長く付き合える一枚だと感じた。気持ちを高ぶらせるのではなく、静かに整えてくれるシベリウス。
演奏と録音が同じ方向を向いたときに生まれる、理想的なLPの一例と言えよう。
ありがとう!
べーレンプラッテからお客様へ
当店のレコードは、店主金子やスタッフたちが、おもにヨーロッパに直接出向き、実際の目と耳で厳選した、コンディション優秀な名盤ばかりです。国内で入手したものや、オークション品、委託商品はございませんので、安心してお求めになれます。

また、すべてのLP(未開封品はのぞく)は、入荷後、キースモンク社のクリーニングマンシンで洗浄、ジャケットの清掃・補修の上、新品の内袋・外袋に入れて発送いたします。
商品到着後、すぐにターンテーブルに乗せて、音楽を楽しむことができます。


商品の発送には、角に保護のついた、当店のオリジナルの段ボール箱に入れて、発送いたしますので、万一運送時に落下等の事故が起きても安心です。
商品到着後一週間以内でしたら、理由のいかんにかかわらず、返品交換等は自由です。(もちろん、ご返品時の運賃も当店で負担いたします。)
もし、コンディションなどで、お気になる点がございましたら、お気軽にご相談ください。
店主:金子 学












