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  • 近藤 富 様
  • 投稿日:2023年08月23日

ルーマニア出身で、国際的に活躍し、N響に客演したこともある指揮者コンスタンティン・シルヴェストリ。その彼がフィルハーモニア管を振った、フランクの交響曲である。この曲はフルトヴェングラー/ウィーンフィル、バルビローリ/チェコフィル、ジュリーニ/ベルリンフィルなどを主に聴いているが、このシルヴェストリ盤は未聴であった。さらに言うと、恥ずかしながら、シルヴェストリの指揮するもの自体を聴いたことがなかった。前から気になる指揮者だったので、このお店でこのレコードを見かけたのを幸いに、勉強のため購入した。
第1楽章は、開始が丁寧で、深遠な感じがする。主部に入ると、決然とした雰囲気が漂う。弦を中心に、オケ全体に重々しさがある。ここまで暗いのも珍しい。第2楽章は、寂しさ、わびしさを強調した、彫りの深い演奏。聴いていて孤独感を感じる。その孤独感は、作曲家のものか、指揮者のものか、聴いている自分のものか分からない。第3楽章は、音楽の雄大さが良く表現されている。明るさと暗さの交錯の具合が見事だ。そして、そこに何か、底知れないようなものがある。全体として、確かな充実感に満ちた名演である。
録音は、個々のパートよりも、オケ全体を捉える傾向を持ったもの。その点が、今から見れば個性として評価できる。オケの厚みがしっかり届いて来るのも良い。
素晴らしいレコードである。シルヴェストリと良い出会い方が出来たと思う。そのことに感謝しつつ、大事に聴いていきたいと思う。

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