この度数十年ぶりにレコードを買う機会を得た。クラシックのレコード店を検索している時にこのBarenplatteを見つけ「リヒターのブランデンブルク協奏曲」を購入した。自分のバースデーに誕生年に録音されたレコードを購入するという記念にもなった。バッハはとても好きで「ブランデンブルク協奏曲」はCDを何枚か聴いているが、この曲に限らずCDではいつも何か大切な音が消えている感じがしてもどかしく聴いていた。このレコードをかけた瞬間からついにその届かない音を確かに聴いている喜びがあった。私にとっては一番心地よい第６番から聴けることもまた感動である。そして何よりリヒターのこのリズムが私は一番好きである。最高のバースデーを迎えることができた。このような出会いを与えていただいたことに感謝したい。